DEAR 開発教育協会

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d-lab2022 2日目のプログラム

  • プログラムB(分科会)は事前予約制です。
  • 分科会の定員は、各回30名程度です。

10時~ 自主ラウンドテーブル

※実践事例・研究報告と並行開催です。当日ご希望のプログラムにご参加ください。

10:00
-11:10
RT1
バナナ
RT2
ジェンダー
実践事例報告
1・2(11:15まで)
11:30
-12:40
RT3
18歳成人
RT4
学校給食
RT5
コンビナート

10:00~11:10 1ラウンド目(2コマ並行開催)

ラウンドテーブル1:あまいバナナの苦いお話
発表者:福島 智子
NPO法人APLA

バナナをテーマとした教材作成に向け、教材に入れる可能性のある活動の一部を行います。教材作成に向け、多くの方にご意見をいただきたいと考えています。
身近な食べ物であるバナナ。スーパーでも多くのバナナが並べられています。しかし、バナナが私たちの手元に届くまでの状況は知らない方が多いのではないでしょうか。このWSでは、身近な存在であるバナナの背景、生産地、生産者、流通の状況や課題を知って、課題を解決するために私たちにできることは何かを考えます。具体的には、プランテーションバナナとそうではないバナナを比べたり、流通の過程で廃棄されてしまうバナナの存在を知ったりし、自分の買い物行動などについて振り返ります。
さらに、NPO法人APLAではじめた流通の過程で廃棄されてしまうバランゴンバナナの有効活用を検討するプロジェクト「ぽこぽこバナナプロジェクト」についてもご紹介します。

ラウンドテーブル2:中高生向けジェンダー教育ワークショップ
発表者:
長島 千野(公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

国際NGOプラン・インターナショナルは、子どもと若者がジェンダーの視点を持って物事を捉えることができるように、DEARの協力を得て、日本の中高生を対象にジェンダー教育ワークショップを開始しました。自主ラウンドテーブルのセッションでは、(1)今まで実施してきたワークショップの内容や実践の学びの共有、(2)実際にアクティビティを1~2つ実施、(3)参加者と意見交換を行います。

11:30〜12:40 2ラウンド目(3コマ並行開催)

ラウンドテーブル3:「18歳・成人年齢引き下げ」に関するワークショップ
発表者:
田中 治彦(上智大学)、松倉 紗野香(中学校教員)

2022 年4月より民法改正により成年年齢が 18 歳に引き下げられました。これにより高校卒業時点ですべての生徒が法律上は成人となります。DEARでは18 歳成人としての権利と義務を理解し、18 歳に向けて獲得すべき知識やスキルを明確にするための教材を『グローバル・エクスプレスNo.23』に発表しました。ここではその中から「18歳でできること、できないこと」「18歳成人までに知っておきたいこと」の2つのワークショップを実施します。これにより、「大人とは何か?」といった課題についても考えます。高校での関連教科(公共、家庭、探求など)、大学でのオリエンテーション、成人式、若者の社会参加などに関心をお持ちの方々の参加をお待ちしています。

ラウンドテーブル4: 学校給食と地域の未来 教育の場がつなぐ食と農
発表者:
奥村 勇斗(NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC))、小口 広太(千葉商科大学人間社会学部 准教授/PARC理事)

2020年にコロナウイルス感染拡大を受けて全国で休校措置がとられた際、「給食が命綱」という子どもの存在や栄養格差が浮き彫りになり、給食の果たしている社会的役割に改めて関心が寄せられました。
給食が実現すべき価値とは何かという問いが、教育の理念そのものとも切り離せないものとして再考されていると言えます。実際、給食が誰に提供されるのか、食材をどこから調達するのか、その費用を誰が負担するのか、といった問いは、地域や社会のあり方の選択に関わり、身近な民主主義の実践でもあります。有機農産物の使用、地産地消、無償化といった給食をめぐって日本や世界で進む取り組みは、すべての人の食への権利、持続可能な食と農、地方自治といった価値の実現につながっているのです。
PARCが現在制作中の映像教材『学校給食と地域の未来』(仮)の取材映像を見て、日本の給食の抱える課題や可能性について一緒に考えます。

ラウンドテーブル5: コンビナートと公害と脱炭素
発表者:林 美帆
みずしま財団

戦後日本の復興と石油化学コンビナートの開発は、大きく結びついています。農漁村だった水島は、コンビナート開発によって街が造られ、産業が変化し公害の発生がもたらされました。現在は、SDGsやパリ協定によって化石燃料に頼らない社会が目指される中、石油化学コンビナートは現役稼働中で、脱炭素の未来が見えにくい状況にあります。
2022年3月にみずしま財団が作成したSDGs教材『水島の公害と未来』では、公害を学ぶ基礎的な情報と、問いかけ、フォトランゲージに使用できる写真を掲載しています。今回の自主ラウンドテーブルでは、この教材を使用しながら、コンビナートの過去・現在・未来を考えるワークショップを企画しています。開発によって変わった地域の様子をフォトランゲージで学び、コンビナートの現在を動画によるバーチャルツアーで体験、脱炭素を達成するための方策をデータから学びます。最後に、公害からのSDGsの問いかけをみんなで共有する時間を持ちます。

10時~ 実践事例・研究報告

※自主ラウンドテーブルと並行開催です。当日ご希望のプログラムにご参加ください。

10:00~10:30 1ラウンド目

実践研究報告1:「世界の子どもたちとSDGs」授業の実践
発表者:
松本 謡子(特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

教育機関から出張授業の依頼として最も要望の多いSDGsテーマを国際NGOとして、世界の子どもたちを取り巻く課題と照らし合わせながら紹介し、支援の中で出会った子どもたちのリアルな声をお伝えする授業を小中高で実施してきました。支援現場と関連性の高い貧困、飢餓、保健、教育、ジェンダー、水衛生について写真や動画、体験活動を通して主体的に学ぶ授業の実施を心がけています。そして、コロナ禍で増加が懸念される児童労働や人身取引、子ども兵士、児童婚にも言及し、平和をテーマに難民の子どもたちの現状やウクライナ危機について取り上げた授業も報告します。また、「自分にできることを考える」その一歩先として、具体的なアクションを起こした中高生の事例も紹介します。SDGsについて幅広く多岐に渡るテーマを提供できるのが国際NGOの強みです。より良い外部連携について教育現場の皆さまからのご意見をお寄せいただければ幸いです。

10:45~11:15 2ラウンド目

実践研究報告2:「子どもの権利と多様性」授業の実践
発表者:
松本 謡子(特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

「子どもの権利と多様性」をテーマに実施した小学生向けオンラインイベントや中学校・高校・大学での授業の実践を報告します。世界の子どもたちを取り巻く課題について「子どもの権利」に照らし合わせ国際NGOとして支援の現場で出会った子どもたちのケースを紹介しつつ理解を深め、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)を「決め付けスイッチ」と呼び、学習者自身も差別する側になり得るという発見に導く授業を実施してきました。また、BLM(Black Lives Matter:人種差別抗議運動)を題材にロールプレイを通して当事者の行動に寄り添い、差別の背景にある価値観や多様性を受け入れる社会を実現するために必要なことについて議論を深めました。みんな「同じ」権利をもっていること、そして、みんな「違う・多様性がある」ということを学び、多様化する社会を生きる上で必要な考え方を育むことにつながればと願っています。

14時~ 分科会1・2・3

※3コマ並行で開催します。事前申込時に選択してください。

B.分科会

第1分科会 おとなのアクティブシティズンシップと開発教育 ―おとなが変わらなければ世界は変わらない

大安 喜一(ユネスコ・アジア文化センター教育協力部長)
1992年からユネスコ・バンコク事務所で初等教育・識字教育担当官、2008年からユネスコ・ダッカ事務所で教育担当官、2016年7月より岡山大学グローバル・パートナーズ教授を務め、2018年7月より現職。東京医療保健大学特任教授、岡山大学教育学研究科客員研究員。博士(人間科学)。

小荒井 理恵(教育協力NGOネットワーク事務局次長)
英国マンチェスター大学大学院教育学部修士課程を修了後、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)、UNICEF(SCJより出向)、国際協力機構(JICA)、ユネスコ・アジア文化センター等を通じてアフガニスタン等の紛争影響国・途上国における基礎教育・識字教育支援に従事。2019年より現職。著書に『アフガニスタン復興への教育支援』(明石書店)、共著に『日本の国際教育協力-歴史と展望』(東京大学出版会』等がある。

近藤 牧子(DEAR副代表理事)
日本社会教育学会常任理事。専門は、社会教育学。早稲田大学をはじめ複数の大学にて関連科目を教えている。今年6月に開催された第7回ユネスコ国際成人教育会議(モロッコ)に出席。DEARのALEプロジェクトチームメンバーとして、文科省へのアドボカシー活動に従事してきた。

持続可能な開発や地球市民に向かう教育は子どものものだけではありません。大人の私たちに、アクティブ・シティズンシップを育むとはどういうことでしょうか?今年6月に第7回ユネスコ国際成人教育会議にて大人の学びを保障し促進するための「マラケシュ行動枠組み」が採択されました。そこでは、成人教育の重点領域の一つであるアクティブ・シティズンシップについても議論されました。会議参加をしたALEプロジェクトメンバーたちの国際的動向の報告をもとに、皆さんとともに、私たちの開発教育実践へとつなげていきたいと思います。

第2分科会 SDGs Hop,Step,Jump!~SDGsの学びの深め方を話し合おう!~

  • 話題提供:加藤 英嗣(公立小学校教員)、秦 さやか(公立小学校教員)
  • 進行:木下 智実(公立小学校教員)、小林 祐一(大学教員)

加藤 英嗣(公立小学校教員) 
DEAR授業づくりサークルメンバー。東京都公立小学校に勤務。ナイロビ日本人学校への海外派遣を経験。開発教育の「知り・考え・行動する」という学びのプロセスを活用しながら、地域のフィールドワークを通して問題解決を図る総合的な学習の実践に多数取り組む。


秦 さやか(公立小学校教諭)
DEAR授業づくりサークルメンバー。野外活動・海外経験と、多様な場での学びをもとに、ESDにつながる授業づくりを考えてきた。主な実践テーマは、環境教育、食と命、多言語素材を活用した国際理解教育など。


時代の潮流となったSDGsですが、その捉え方や教育現場における実践の度合いには温度差があります。
この分科会では、1)SDGs授業への見通しをもつ、2)多様な教材を選ぶ・使う、3)自由な授業構想で社会変革を目指す、という3つのステップで、SDGsの教育実践を考えていきたいと思います。今回報告する二つの実践からSDGsの授業として、より学びを豊かにするためにどうすればよいのか、参加者と議論します。

第3分科会 「沖縄移民」に見る人の移動
~送り出し国と、受け入れ国、そして世界に広がる沖縄人のつながりから考える~

藤浪 海(移民支援団体:NPO法人ABCジャパン
沖縄ルーツの南米人の多く暮らす横浜市鶴見区において、ブラジル人が運営する移民支援団体の理事として、移民の教育支援や就労支援などに取り組んでいる。また鶴見沖縄県人会においても幹事として活動に参加し、地域に暮らす沖縄ルーツの人々(南米出身者を含む)のライフヒストリーを聞き取り書き残していく取組も行っている。

ミャンマーのクーデターやウクライナでの戦争など、いま世界では様々な問題で、自国で安心して暮らせない人々が増えています。そして日本でも、避難民や難民といった言葉が関心を持たれるようになりましたが、その一方で「『受け入れの是非』をどのように考えてよいのか分からない」という声もよく聞かれます。
しかし、「難民」といわれる状態の方は、今、突然目の前の課題として私たちに問われているものなのでしょうか。私たちのまわりを改めて見回してみると留学生や技能実習生など多くの外国出身者が国境を越えて、私たちの暮らしを支えていることに気づかされます。さらにもっと昔には、日本からも国策で多くの「移民」が様々な国へと渡っていきました。
この講座では沖縄から海外に渡った移民、そして現在、日系人として日本国内に暮らす南米出身者の経験を学びながら、私たちが「移民」「難民」とどのように向き合うことができるのか、参加者それぞれの立場から考えていくことを目指します。

18時~ 交流会(自由参加)

d-labの魅力のひとつは、各地から参加している実践者とつながれることです。昨年の交流会では、地域別の話し合いやd-labや開発教育の実践の中で抱いた問いを参加者間で自由に話し合う場を持ち、好評でした。

今年も、ブレイクアウトルームを自由に移動できる交流会を開催します。最初は、アジアや九州など地域ごとの話し合い、次に、みなさんからお寄せいただいたトピックごとに分かれての話し合いをします。ぜひご参加ください。
※お話をしたい方向けに、17:30から開場を予定しております。

昨年(d-lan2021)の交流会、参加者同士たくさん話しました!

1・3日目

  • 1日目(5日)のプログラムはこちら
  • 3日目(7日)のプログラムはこちら

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※ 各プログラムは定員に達し次第締め切ります。

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