ワークショップ・ファシリテーション
方法はメッセージをもつ
「開発教育=ワークショップ」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか? なぜ、開発教育はワークショップ形式を取ることが多いのでしょうか? その理由は、
「方法はメッセージをもつ」から、
「社会への参加を実践的に学んでいってほしい」から、です。
「何を学んだか(内容)」だけではなく、「どのように学んだのか(方法)」は大切であり、 開発問題のイシューだけではなく、学習への参加を含めた社会への参加の過程を学ぶ必要があるからです。
DEARは1990年代に、教師や国際協力NGOの方々が、参加型で開発教育を実践できるワークショップ形式の「教材」を作成するお手伝いをしてきました。それを元に「開発教育教材」が生み出されてきました。
ワークショップで用いられる手法(アクティビティ)を紹介する『わくわく開発教育ー参加型学習へのヒント』(1999年)を発行しましたが、手法だけが流布する懸念もあり「参加型学習研究会」(2000-2003年)にて、その意義や役割などについて検討されてきました。
現在、ワークショップはもはや、目新しいものではなくなり、様々な領域で用いられています。また、学校教育でのアクティブ・ラーニングの推進も追い風ですが、参加を装った、形だけのワークショップ、そしてファシリテーションとなっていないのか、が問われます。

基本的な11の参加型アクティビティ
1.部屋の四隅 | 2.ブレインストーミング | 3.ランキング | 4.ディベート |
5.フォトランゲージ | 6.シミュレーション | 7.ロールプレイ | 8.プランニング |
9.イメージマップ | 10.タイムライン | 11.ゲーム | みんなの参加 |

もっと詳しく! 開発教育のファシリテーション
開発教育のファシリテーションにはどのようなスキルや役割があるでしょうか?誘導にならないファシリテーションとは?以下のサイトに詳しくあります。
開発教育のファシリテーション |
もっと詳しく!開発教育と参加型学習
開発教育のワークショップやファシリテーションの基本としての参加型学習について以下にまとめられています。
「開発教育」と「参加型教育」 |

『参加型学習で世界を感じる-開発教育実践ハンドブック』
このコーナーは、『参加型学習で世界を感じる-開発教育実践ハンドブック』のダイジェスト版です。前半は参加型学習の基本的な手法や事例を紹介した、開発教育の実践マニュアル。 後半では、開発教育を「総合的な学習の時間」などで扱うための、学習プログラムと教材を12のテーマでまとめた人気の一冊です。 (一般価格¥2,000+税 会員価格¥1,500+税)
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ワークショップを少しだけ体験できる!毎月開催の「開発教育入門講座」
ワークショップとふり返りを通して「開発教育」をわかりやすくご紹介する講座を毎月1回・22日頃に開催しています。開発教育の知識や経験はまったくなくてもOKです。 学生、NGOスタッフ・ボランティア、学校教員、開発関係者など、様々な方が参加しています。開発教育を知りたい方、実践したい方、DEARの活動に参加してみたい方、まずはお気軽に入門講座におこしください。
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DEAR版「みんなの参加」のための取り組み
DEARは、教材・出版物の制作のほか、開発教育全国研究集会や教材体験フェスタといったイベントを主催しています。多様な人びとが「学びの場づくり」に参加できるよう、人権への配慮を心掛けています。そのためのDEARの工夫をご紹介します。
