DEAR 開発教育協会

教材 tags # NEW # pickup # 中学生以上

18歳成人とキャリア教育:グローバル社会で「おとなになる」を考える

\『18歳選挙権と市民教育ハンドブック』シリーズ新刊
各教科・キャリア教育で使える10のアクティビティを掲載

「18 歳成人」制度が施行され、高校卒業段階では全員が成年年齢に達する中、「おとなになる」という実感や自覚のもてる実践を中等教育にてより具体的に展開する必要があります

キャリア教育は職業キャリアのみを意味しません。社会的自立には、職業スキルと合わせて生活スキル、そして、社会参加のための市民性スキルが求められます。自立をし 、役割を果たし、自分らしい生き方をする力を育むためには、自己決定と社会経験を重視する「日々の教育活動」に基づいたキャリア教育が重要になります 。

本教材は、「おとなになる」ことを描きつつ、社会構造の何を知らないか、何を知りたいかを追求し、地球的課題への関心とコミットを広げながら、地域参加、職業参加、社会参加をする教育の一つのご提案となります。

概要

  • 発行:開発教育協会
  • 2023.4.20 、A4判76頁
  • 一般価格:¥1,500(税込¥1,650)/図書館価格¥3,000(税込¥3,300)
  • 会員価格:¥1,200(税込¥1,320)
  • 対象: 中学生以上

ねらい

本ハンドブックは、18歳成人制度の施行を契機に、主体的な市民として「おとなになる」に向き合うことを目的としています。「おとなになる」にあたって不可欠な「はたらくこと」を自分たちの地域を拠点に考え、国内外の多様な人たちのエピソードから働き方の多様性を知り、市民としての社会参加を模索することを中心とした内容となっています。

  1. 18歳成人制度について知り、おとなになるということについて考える。
  2. 自分の未来を描くために、自分自身に目を向ける。
  3. 働くことについて考え、多様な働き方に関心を持つ。
  4. 一人の市民として社会参加を考える。

活用の場面

キャリア教育に

各教科および「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」や「学級活動」「ホームルーム」などで実施するキャリア教育、職場体験学習や進路学習の前後学習などにご活用いただけます。

中学社会科公民的分野 「民主政治と政治参加」「市場の働きと経済」など
高校公民科の「公共」 「職業選択」など
家庭科の「家庭基礎」や「家庭総合」 「人の一生と家族・家庭及び福祉」など
大学教職科目「現代社会と学校」や「総合的な学習の指導法」など
社会教育
関連資格科目
「生涯学習概論」「社会教育特講」など

もくじ

▼アクティビティ

Step1:「おとなになる」を描く

「おとなになる」という実感や自覚は、18歳になったからといって自然に現れるものではありません。ここでは、まず自分がどんな「おとな」になりたいかを描き、成人することで社会的にでき量になることや、伴う責任について、互いに意見を交わしながら「おとなになる」ということを考えていきます。

1-1:どんなおとなになりたい?何をしたい? 
1-2:18歳になってできること・できないこと
1-3:18歳成人までに知っておきたいこと
1-4:18歳成人をめぐる様々な意見

※アクティビティ1-2~1-4については、「『18歳成人年齢の引き下げ』グローバル・エクスプレス第23号」の内容を改定の上、掲載しています。

Step2:「はたらく」を考える

ここではまず自分自身を知り、自分がどのような「はたらく」存在になりたいのかを描いていきます。未来の自分を描くために、今の自分に目を向け、大人の様々な働く行為を考えながら、仕事の現実について知っていきます。さらには国内外の就労経験のストーリーを通し、労働をめぐる社会問題にも目を向けます。

2-1:「わたし」を知ろう
2-2:はたらくってどんなこと?
2-3:はたらく人に聞いてみよう
2-4:世界のはたらく人

Step3:「社会参加」をする

これまでのStepでは18歳成人やおとなになることそしてキャリアやしごとについて考えました。そのうえで、ここでは、改めて社会に実際に関わり、参加をしていく方法やアクションの具体例を提示します。

3-1:自分の意志で「ボランティア」?
3-2:アクションを起こすハードル
3-3:模擬選挙をやってみよう
3-4:『18歳選挙権と市民教育ハンドブック』を活用する

Step2:「はたらく」を考える

▼解説

1.18歳成人と教育の課題(田中 治彦)
2.18歳成人の法律論(南部 義典)

講演会『18歳成人とキャリア教育:グローバル社会で「おとなになる」を考える』

参加者の感想

教材体験フェスタ2023より

  • 18歳選挙権についてもっと知りたいと思うようになりました。18歳から成人(=大人)ならば、私たちはどのように若者を育成していくのかの意識を大人がしっかり持つことが大切であると再認識しました。
  • 中学生である今、必然的に18歳で成人した時にできることが気になっており、その需要に沿った情報が知れました。18歳で成人した時のことを深く考える機会は学校でも少ないので需要が高いと感じました。
  • 必要に迫られるテーマであると同時に、すぐに考えられる具体的な内容ばかりだった。
  • キャリア教育という視点でのプログラムは初めてで、このようなやり方があるのだと大変勉強になりました。
  • 成年年齢引き下げに関することから働くことについて興味深く学べました。成人するまでに知っておきたいこと、もわたしが考えていたことと異なっていて新鮮でした。今後の参考になりました。

シリーズ教材

『18歳選挙権と市民教育ハンドブック・増補版』
従来の知識中心の公民教育や、選挙での投票に特化した主権者教育ではなく、若者たちが一市民として社会や世界の課題に関わっていけるような市民性を身につけることをめざした市民教育を実践するための、参加型学習の手引書です。

画像クリックで教材のページを開きます

教育現場でより一層、市民教育に取り組んでほしいという思いから、キャンペーン価格にて販売中!

一般価格¥2,200(税込)→¥1,650(税込) 25%割引!
会員価格¥1,760(税込)→¥1,650(税込) 100円割引!

※図書館価格は変更ありません。

ワークシート

ダウンロードには教材(6頁)に掲載のパスワードが必要です。

ワークシート(1~12)

ご注文方法

  • DEARの本は直販のみです。書店などには置いておりませんので(取次を通していません)、 DEARまでウェブ、ファクス、お電話にて直接ご注文ください。 詳しくはこちらのページをご参照ください。

教材の著作権について

  • 教材・書籍等の著作権は開発教育協会に帰属します。著作権法上の例外を除いて、教材・書籍等の全部または一部を無断で複製したり、転写・引用・入力などしないでください。
    ※著作物が自由に使える場合(文化庁)http://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/seidokaisetsu/gaiyo/chosakubutsu_jiyu.html
  • ワークシート等の複写による利用は、学術的な調査研究、「非営利」の教育・学習活動に限ります。例えば、学校の先生が、授業で使うためにコピーを作って児童や生徒に配布することは「著作権法上の例外」なので、問題ありません。
  • 教材・書籍等を利用して、非営利目的の講義や参加型学習プログラムを実施する際には、事前の広報資料や当日の配付資料、事後のレポート等に、使用する著作物の著作権者が当会または、制作団体であることを明示してください。印刷物やウェブページには、例えば、「当研修/講座で使用する教材/テキストは、開発教育協会(DEAR)発行の教材です。詳細はhttp://www.dear.or.jp/を参照してください。」等の表記をしてください。