開催概要

日程

2017年8月5日(土)、6日(日)の2日間
(5日は10時~18時、6日は10時~16時)

会場

JICA地球ひろば JICA地球ひろば
交 通:JR中央線・総武線・地下鉄南北線・有楽町線・都営新宿線「市ヶ谷」駅下車徒歩10分
所在地:東京都新宿区市谷本村町10-5(google map
駅から建物までは登りの急坂です。駅周辺に飲食店が多数あります。
世界の料理を楽しめる会場内の「J'S cafe」も両日ご利用いただけます。

参加費

2日間参加:一般8,000円(会員6,000円/学生4,000円/高校生以下2,000円)
1日のみ参加:一般4,000円(会員3,000円/学生2,000円/高校生以下1,000円)
※参加費は事前支払制です

プログラム

1日目 8月5日(土)9:30受付開始

10:00~11:45
ワークショップ体験
(6コマ)
A. 開発教育入門講座(DEAR入門講座チーム)
B. 豊かさと開発(近藤 牧子/DEAR評議員、西 あい/DEAR事業コーディネーター)
C. 18歳選挙権と市民教育(松倉 紗野香/中学校教員)
D. 「援助」する前に考えよう(田中 治彦/DEAR理事)
E. 世界がもし100人の村だったら(八木 亜紀子/DEAR事業主任)
F. 地球の食卓(上條 直美/DEAR代表理事)
11:45~13:00
昼食・休憩
会場内の食堂「J's cafe」もご利用できます。また周辺にも飲食店や売店が多数あります。
休憩時間には開発教育や関連の教材・書籍等を展示・販売します。
13:00~15:10
開会式+パネルトーク
テーマ:グローバル時代の「豊かさ」を考える
開会挨拶:上條 直美(特定非営利活動法人 開発教育協会代表理事)
ゲスト:湯本 浩之(宇都宮大学)、小泉 雅弘(さっぽろ自由学校「遊」)他
18:30~20:00
交流会
[自由参加、参加費別途]
軽食とドリンクをご用意。全国から集まる参加者との出会いと交流をお楽しみください。

2日目 8月6日(日)9:30受付開始

10:00~15:00
課題別分科会&
フィールドワーク
第1分科会「「多文化共生」と日本語教育―批判的視点から考える―」
ゲスト:山田泉(元法政大学キャリアデザイン学部教授)、加藤丈太郎(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士課程)、田中宝紀(NPO法人青少年自立援助センター定住外国人子弟支援事業部統括コーディネーター)、飛田勘文(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館助手)
第2分科会「どうする!?オリパラ~2020年オリンピック・パラリンピックから世界・社会の見方を広げよう~」
ゲスト:羽仁 カンタ(iPledge代表、持続可能なスポーツイベントを実現するNGO/NPOネットワーク代表)
第3分科会「SDGsを教室へ!」
ゲスト:黒田 かをり(CSOネットワーク)、佐野 秀武(上尾市立東中学校)、山﨑 瑛莉(上智大学グローバル教育センター)
第4分科会「社会づくりとアクション~どうやってみんなで動こうか?~」
ゲスト:安納 献(NVC=非暴力コミュニケーション活動家)、大澤 祥子(コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン/ちゃぶ台返し女子アクション)
フィールドワーク「東京にも「公害」があるの? 私の住むまちの開発を考える」
ゲスト:石川 牧子(東京公害患者と家族の会副会長)、大越 稔秋(東京公害患者と家族の会副会長、公害対策まちづくり委員長)
15:15~16:00 全体会・閉会式
2日間の学びや気付きを参加者同士で共有します。

開催要項(ちらし)

PDF(1.5MB/A4縦3枚)をダウンロードしてご利用ください

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開催レポート

1日目:8月5日(土)のレポート

2日目:8月6日(日)のレポート

全体会でご紹介した動画と日本語訳

Global Wealth Inequality(不平等な世界の富)
(日本語翻訳:滝本雅章、湯本浩之)
・最近、人々の間で、不平等が話題になっています…それによると、たった1%のお金持ちが世界の富の半分以上をもっているというのです。
・多くの場合、この話はアメリカのことを指しているようです。しかし、同じことが地球規模の不平等についても言えるのではないかと私は考えました。
・そこで少し調べてみたのですが、これからお話しすることは、信頼できる国連の資料などから分かったことなのです。
・その結果、アメリカは完全に破綻している一方で、地球全体から見ても、状況は悪い方向に確実に進んでいることが分かりました。
・まず、このグラフから始めましょう。もし仮に、世界のすべての人々を等しく5つのグループに分け、世界の富が完全に平等に配分されれば、グラフはこのようになります。
・では、それぞれのグループがどれだけの富を実際にもっているのかをお見せしましょう。
・衝撃的ですよね?世界の80%の人々はほとんど富をもっていないので、グラフで表すことができなくなってしまうのです。
・ところが、もっとも豊かな2%の人々は、全世界の富の半分以上をもっているのです。
・このグラフを別の視点から見てみましょう。
・世界の人口を70億人として、これを100人に縮めてみましょう。
・左端に最も貧しい人々が、右端に最も豊かな人々が並んでいます。
・では、世界におよそ2京2,300兆円ある富が、どのように配分されているのかをお見せしましょう。
・このように大部分の人々は、事実上、富を何ももっていないのです。
・つまり、子どもの教育費や基本的な薬代を支払うすべが何もないということです。
・その一方で、もっとも豊かな1%の人々は、全世界の富の43%をこれまで蓄えてきたのです。
・その間に、世界の底辺にいる80%の人々、つまり10人中8人が手にすることができた富は、わず66%にすぎないのです。
・とは言え、このグラフだけでは、状況がどれだけ極端であるのかは分かりません。
・地球上のもっとも豊かな300人の富は、もっとも貧しい人々30億人の富と同じなのです
・すなわち、中型の旅客機を満員にするだけの人数が、インド、中国、アメリカ、ブラジルを合わせた人口の富をもっているのです。
・地理的な視点から富の偏りを見てみると…
・一部の限られた地域と、世界の大部分の地域との間の富の格差がとても大きく開いており、さらにそれが拡大しているのです。
・長い歴史の大部分を振り返ってみても、両者の間にそれほど大きな貧富の格差はなかったのです。
・たとえば200年前、豊かな国々と貧しい国々の格差は3倍でした。
・ところが、植民地支配が終った1960年代末には、その格差は35倍になりました。
・そして現在、その格差はおよそ80倍です。
・豊かな国々は、その格差を埋めようと、貧しい国々に援助を行っています。
・その金額は、年間およそ13兆円。これは大きなお金ですよね。
・それなのに、なぜ貧富の格差は、拡大し続けているのでしょう?
・私が見つけた理由によれば、大企業が、毎年、90兆円以上を、不正な貿易取引による“税金逃れ”によって、貧しい国々から奪い取っているからです。
・おまけに、貧しい国々は豊かな国々に対して、毎年およそ60兆円をすでに何度も返済してきたはずの借金の支払いにあてているのです。
・さらに加えて、より多くの資源とより安い労働力を手に入れるために、豊かな国々が強引につくった貿易のルールによって、貧しい国々が失っているお金があるのです。
・マサチューセッツ大学の経済学者の計算によると、この費用は毎年およそ50兆円にのぼるそうです。
・これらを合計すると、毎年、200兆円以上のお金が、世界の貧しい国々から豊かな国々に流れていることになります。
・豊かな国々の政府は、貧しい国々の発展に協力しているとよく言いますが、いったい誰が誰を発展させているのでしょうか?
・このように見てくると、グローバル経済の基本的なルールに何か誤りがあるのではないかと私は考えざるを得ません。
・地球上の富が、ほんのひと握りの人々の手の中に集中していることは、とても正しいことだとは思えません。
・最後に私が思うのは、私たちが納得でき、皆が期待を持つことのできる唯一の解決策は、「このルールを変える」ということなのです。

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これまでの全研の様子

・2016年開催 第35回開発教育全国研究集会レポート(東京・JICA地球ひろば)
・2015年開催 第33回開発教育全国研究集会レポート(札幌・北海道大学)
・2014年開催 第32回開発教育全国研究集会レポート(東京・聖心女子大学)
・2013年開催 第31回開発教育全国研究集会レポート(富山・富山高専)

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