DEAR 開発教育協会

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若者と学ぶESD・市民教育‐グローバル社会に生きる私たち

若者と学ぶESD・市民教育‐グローバル社会に生きる私たち 販売終了しました(2015.12.17)
※2016年春に「市民教育」をテーマにした新教材「18歳選挙権と市民教育ハンドブック~20年後の社会を考える~(仮称)」を発行予定です

■発行:開発教育協会
■編集:「若者と学ぶESD・市民教育‐グローバル社会に生きる私たち」編集委員会
■編集委員:田中治彦、桐生朋文、斎藤聖、杉田有貴子、中村絵乃
■2014.2発行、B5判60頁
■一般価格:¥1,000(2014年4月より税込1,080円)
■会員価格:¥800(2014年4月より税込864円)
■対象:中学生以上(おおむね30歳以下まで)


若者と学ぶESD・市民教育‐グローバル社会に生きる私たち

「開発教育」と「キャリア教育」が融合した若者のための教材!

主に、高校生・大学生・専門学校生といった青年期にあり、自分の将来を真剣に考える時期にある若者のためのワークショップ教材です。この教材は11のワークショップにより構成されています。「自分から地域・世界」「過去から未来」へと広がる中で「自己」を確認できるように配列されています。個々のワークはそれぞれ独立していますので、必要に応じて単独あるいは組み合わせて使用してください。

本書のねらいと特徴

  1. 「自分」の位置を明確にする中で、社会と世界とのつながりに気付くことをねらいとしています。
  2. 自分自身について「過去から未来」という時間軸と、「"ここ"から世界」という空間軸の二つの軸で追求していきます。
  3. 自分の将来の生き方を考えるという点ではキャリア教育の教材としての性格も兼ね備えています。
  4. 世界や地域の課題を深く掘り下げる従来型の環境教育や開発教育の前段階の教材として使用することができます。すなわち、自分とは何なのか、自分は社会にどう関わっているのかを明らかにすることを主なねらいとしています。

「教材の一部を“立ち読み”してみる」コーナー

教材一覧へ戻る  この教材を使ったワークショップの講師派遣 

11のワークショップ

若者と学ぶESD・市民教育‐グローバル社会に生きる私たち

ワーク1 「ものローグ」 自己紹介

自分が大切にしているモノを紹介しあうことで、相互に自己紹介を行います。

ワーク2 「私って何?‐つながりの中の自分」 社会関係図

自分を中心とした社会関係図をつくることで、「自分」の位置を可視的にとらえることができます。いわば、自分の「現在地」マップ。

ワーク3 「原風景マップ‐子どもの頃の私」 マップづくり

子どもの頃の遊び場マップをつくることにより「過去の自分」「子どもであった頃の自分」を確認します。

ワーク4 「グローバル・ビンゴ‐こんな人を探そう」 ビンゴ・ゲーム

海外とのつながりがあったり外国についての知識がある人を探すビンゴ・ゲーム。意外に世界とつながる人が多いことがわかるでしょう。

ワーク5 「モノを通した世界とのつながり」 クイズ

私たちが毎日のように使い、食べているモノの原材料として使用されているパーム油。その原材料がどこから来ているのか、誰が生産し収穫しているのかを知り、生産国にどのような影響を及ぼしているのかを理解する。私たちが知らず知らずのうちに、世界の国々との関係をもっていることを認識し、その課題を理解することがねらいです。

ワーク6 「世界の貧困・日本の貧困」 ブレーンストーミング

開発途上国の生活を紹介するビデオを視聴して、その国の貧困問題を考える。それらを日本の貧困と比較することにより、類似点・相違点を明らかにしますさらに、それらの問題を解決する上で、相互に協力できることは何かを考えます。

ワーク7 「みよし町中華街構想‐多文化社会に生きる」 ロールプレイ

みよし町の商店街を中華街にしよう、という構想が持ち上がった。住民には賛否両論ある中で、この問題をいかに解決するかをロールプレイを通して考えます。多文化共生の社会づくりについても考えます。また、議論のしかたについても学ぶことができます。

ワーク8 「私たちのまちづくり」 ロールプレイ

ある市で開催される住民参加型の「まちづくりワークショップ」をロールプレイで体験します。住民の生の声を通して、様々な角度でまちの課題を発見し、自身もまちを形成する一人の住民であることを学びます。

ワーク9 「もし地球の気温が2度上がったら‐共通の未来を考える」 未来予想図

この地球は21世紀を通して温暖化の方向に進むことが予想されています。果たして地球の気温が2度上がったとしたら、私たちの生活はどうなるでしょう。また、世界にはどのような問題が生じるでしょう。温暖化の問題を通して、人類共通の未来について考えます。

ワーク10 「30歳の私」 ランキング

様々なバックグラウンドを持つ30歳の方々の人生を参考にしながら、自分が30歳になったときどのような仕事についているか、何を大切にして生きようとしているか、を考えます。

ワーク11 「私の近未来」 タイムライン

「将来なりたい自分」と「将来なるであろう自分」を検討して、どのようにしたら「なりたい自分」に近づけるかを考える。全体のまとめのワークです。
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4つの解説

  • 青年期の成長と発達
  • グローバル化する社会と開発教育
  • 持続可能な社会とESD
  • 不確実な未来を生きる
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はじめに

2005年より「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」が始まり、開発教育や環境教育などの世界でさまざまな取り組みがなされている。ESDは地域や地球規模の課題に対して、何ができるかを考えるための教育活動である。

しかしながら、大学生にESDを授業していてしばしば「壁」を感じることがある。ESDは地域の問題を扱うことが多いが、高校生や大学生は「地域」からもっとも離れた存在であり、地域そのものを実感しにくい。また「世界」の課題についても関心をもつ学生がいる反面、あまりに課題が大きくてかえって「無力感」を植え付けかねないという問題がある。

そこで、グローバリゼーションの中でますます孤立化しつつある「個人」が、自ら社会の中で自分の存在価値を認識して、地域や世界の問題とのつながりを発見できるような学習のアプローチが必要になってくる。そして、自身の将来の職業や人生との関連性の中で、地域や国や世界の課題を位置づけ、必要なときにそれらの課題に取り組めるような教材を作成することにした次第である。いわば開発教育とキャリア教育の融合である。

本書は2008年頃に開発教育に関わる若手の間で構想された。そして、2010年に立教大学ESD研究センターより『若者のためのESD-「私」から広がる世界』という題名で発刊された。これは大変評判を呼び再版もされたのであるが、現在は残念ながら絶版となっている。一方、上智大学教育学科では「多文化共生社会におけるESD・市民教育の可能性」という研究プロジェクトを2011年度に立ち上げ、ESD・市民教育に関する大学生向けテキスト作りを行ってきた。

本書は『若者のためのESD』をもとにしながら、その後の時代の変化に応じて必要な改訂を加えて、上智大学と開発教育協会の協力のもとに新たに編集したものである。本書は主に、高校生、大学生、専門学校生といった青年期にあり、自分の将来を真剣に考える時期にある若者のためのワークショップ教材である。広くご活用いただき、一人でも多くの若者が自身の将来を考える中で、地球的なあるいは地域的な諸課題にも関わりをもってもらうことを切に願う次第である。

2014年2月 田中治彦

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