新・貿易ゲーム ― 経済のグロ-バル化を考える
■制作・発行:開発教育協会・神奈川県国際交流協会
■2007.3.20、A4判32頁■一般価格:¥1,800
■会員価格:¥1,500
■対象:高校生以上

開発教育を代表する、人気の教材です。
「貿易」を中心に、世界経済の動きを擬似体験することによって、そこに存在するさまざまな問題について学び、その解決の道について考えることを目的としたシミュレーションゲームです。「基本編」では、自由貿易の基本的な仕組みについて。 「応用編」では、経済活動から発生した社会の重要な課題に焦点を当てて学び、考える機会を持つことができるよう構成されています。
なお、「基本編」ではオリジナル版の『貿易ゲーム』の内容や手順をほぼ踏襲しておりますが、今日の状況に合わせてその一部に修正を加えてあります。 このたびの改訂では、デザインをより使いやすいレイアウトにするとともに、「ふりかえりシート」の追加やデータの更新などを行い、より使いやすい教材に進化させました。
発祥はイギリスのNGO、クリスチャン・エイド
1982年に、イギリスの代表的な開発NGOの1つクリスチャン・エイドによって出版され、開発教育の代表的教材として、イギリスはもちろんのこと、欧米各国で知られるようになりました。 1985年には(財)神奈川県国際交流協会によって日本語版が制作され、全国の学校やNGO関係者の学習会など、いろいろな場面で活用されてきました。しかし、オリジナル版の『貿易ゲーム』が世に出てから既に20年近くが経ち、その内容が必ずしも今日の国際社会の状況を正しく反映しているとはいえなくなってきました。
そこで、より今日的な課題を盛り込んだ教材として、2001年に開発教育協会と(財)神奈川県国際交流協会が共同でこの『新・貿易ゲーム』を制作しました。
著作権について ― 主旨を逸脱するような変更を加えたり、営利を目的として実施することは認められません
「貿易ゲーム」は、オリジナルを開発したクリスチャン・エイドから、ゲームのねらいを変えないことを条件に日本での発行が認められたものです。したがって、「貿易ゲーム」本来の主旨を逸脱するような変更を加えたり、営利を目的としてこれを実施することは認められませんので、ご了承ください。「貿易ゲーム」は、競争社会で勝ち抜いていく技術を身につけるための教育ツールではなく、公正な社会の可能性について、共に考えるために開発されたものです。その主旨を充分に理解した上で、地球上に生きるすべての人にとってより良い未来を築くためにこの教材が活用されることを、心から願っています。
ワークショップの様子を動画でみてみよう
もくじ
第1部:基本編自由貿易の基本的な仕組みについて学びます。
貿易ゲーム」のしくみ、進め方がわかりやすく記されています。
第2部:ディスカッションのポイント
貿易ゲーム」では、ゲーム終了後に行う「振り返り」の時間が大切です。
ここでは、ディスカッションのポイントとなる10のテーマについて解説をしています。
第3部:応用編
「貿易ゲーム」の基本パターンに若干のアレンジを加えることによって、特定の課題に焦点を当て、より突っ込んだ学習を行うことが可能になります。この「応用編」では、今日の国際社会で大きな問題となっていることを中心に、7種類のアレンジを紹介します。
(1)国づくり
(2)産業廃棄物
(3)情報格差(デジタル・デバイド)
(4)企業の海外進出・産業の空洞化
(5)国際機関
(6)フェアトレード
(7)累積債務
「新・貿易ゲーム」の効果的な使い方
このゲームは、単独で行うことも可能ですが、国際社会の問題について学ぶ一連の学習活動の「導入」に最も適しています。例えば、高校の「現代社会」や、公民館などで行われる連続講座の最初の時間に行うことにより、学習者がその後の学習活動に対する動機付けとなることが期待されます。
ただし、参加者の年齢が低く、国際社会の問題について知識が不足しているような場合には、事前に学習し、ある程度問題を理解した上でこのゲームを行ったほうがよいでしょう。





