DEAR 開発教育協会

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パーム油の話 - 地球にやさしいって何だろう?

パーム油の話

2014年8月リニューアル版発行しました!
■制作・発行:開発教育協会
■2014.8(2002年初版)、A4版40ページ
■付録:写真10枚、紙芝居、すごろく
■一般価格:本体¥2,000+税(税込¥2,160)
■会員価格:本体¥1,600+税(税込¥1,728)
■対象:小学校高学年以上
■ちらし:こちらからダウンロードしてご利用ください
■この教材は「ヒルマ教材総合カタログ2015」に掲載されています

付録:写真教材10枚 付録:パーム油の話 紙芝居「ミーナの1日」 2014リニューアル発行!
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「身近なものから世界とのつながりを知る」開発教育を代表する定番・ロングセラー教材です

ポテトチップス、チョコレート、カップラーメン、アイスクリームなどの原料になっているパーム油を通して、生産国で起こっている問題を知り、その問題の構造を理解し、さらに私たちの消費社会とのつながりを理解し、何ができるかを考えることをねらいとしています。大量消費・大量生産のライフスタイル、グローバリゼーション、プランテーション開発、先住民族、熱帯雨林、児童労働など、さまざまなテーマで学習することができます。

2002年に発行された初版から5回目の改定・増刷版です。表紙とデータを一新し、図表を大きく、新聞記事なども収録しています。

消費者教育教材資料表彰「優秀賞」受賞! パーム油の話 消費者教育教材資料表彰「優秀賞」受賞!

この教材は、消費者教育教材資料表彰の「優秀賞」を受賞しました。この賞は、(公財)消費者教育支援センターが主催するもので、教育現場で役立つ優秀な教材を表彰することで、学校における消費者教育の充実・発展に寄与することを目的に実施されるものです。(2015-5-29)
※賞については(公財)消費者教育支援センターのウェブサイトをご覧ください。

「教材の一部を“立ち読み”してみる」コーナー

教材一覧へ戻る  この教材を使ったワークショップの講師派遣 

ワークショップの様子を動画でみてみよう

冊子もくじ

※各教材は基本的に単独で利用できるようにしてあります。それぞれの場と時間に応じて、組み合わせて利用できます。

教材1 「私たちの生活とパーム油」
パーム油を原料とした商品が私たちの身の回りにたくさんあることに気づくとともに、パーム油についての基礎的な知識を得ましょう。
クイズ1 世界で/日本で最も多く使われている植物油脂は?
クイズ2 日本に輸入されるパーム油はどこの国のものが多い?
クイズ3 日本に輸入されたパーム油は何に一番多く使われている?
クイズ4 パーム油はなぜ多くの製品に利用されているのでしょう?

<解説>
1 日本と世界の植物油脂(世界の植物油脂、日本の植物油脂)
2 パーム油について(パーム油とは、プランテーションでの生産、世界のパーム油、日本のパーム油)
表 パーム油の使用用途の内訳

パーム油のはなし 教材2 「サラワクの森の恵み」
ユニット1 熱帯雨森(クイズ/解説資料/コラム/フローチャート)
ユニット2 油ヤシ農園開発についての関係者会議(ロールプレイ/所要時間:90分)
ユニット3 熱帯林を必要以上に破壊しないためにできること

<クイズ>
クイズ1 カカオ・バナナ・天然ゴム・合板・医薬品に共通することは何でしょう?
クイズ2 熱帯雨林はどんなところに分布しているでしょう?
クイズ3 熱帯雨林の樹木の高さは、高いものでどのくらいになるでしょう?
クイズ4 熱帯雨林のおよそ3%を占める熱帯雨林には、どれくらいの生物種がいるでしょう?
クイズ5 現在、熱帯雨林は減少しています。1分間にどのくらいの熱帯雨林が消失しているでしょう?
クイズ6 このまま熱帯雨林の破壊が続けば、2025年までにどのくらいの種が絶滅の危機にさらされるでしょう?

パーム油のはなし <コラム>
コラム1 東南アジアの熱帯林を消費してきたニッポン
コラム2 熱帯雨林は私たち人類にとって必要不可欠の財産である
コラム3 伝統的な焼畑農業について
コラム4 分かち合いの文化~先住民族の生活

教材3 「プランテーションの子どもたち」
ユニット1 私の生活・私の人生(ワークシート)
ユニット2 ミーナの暮らし(すごろく)
ユニット3 児童労働と私たちの生活(ワークシート)

<解説> 油ヤシプランテーションにおける労働の問題点
パーム油のはなし (1)給与 (2)農薬と女性 (3)移民労働者 (4)児童労働

<コラム>
コラム5 児童労働が貧困をもたらす!?

教材4 「地球にやさしいってなんだろう」
ユニット1 パーム油をめぐる問題の整理(ブレインストーミング)
ユニット2 私たちにできること(ランキング)

<コラム>
コラム6 日本の企業・政府に対してできること

付録1:写真教材10枚(撮影:峠隆一)

写真教材10枚 写真教材10枚 写真教材10枚 写真教材10枚

写真1 油ヤシの果房・油ヤシの実と種
写真2 サラワクの森
写真3 皆抜された森(サラワク)
写真4 プランテーション開発(サラワク)
写真5 油ヤシの収穫
写真6 トラクター
写真7 先住民族プナン人(サラワク)
写真8 先住民族イバン人(サラワク)
写真9 児童労働(マレー半島)
写真10 プランテーション労働者(マレー半島)

付録2:紙芝居「ミーナの1日」(10枚セット)

プランテーションで働く女性「ミーナ」の生活と労働の実態を知る紙芝居

パーム油の話 紙芝居「ミーナの1日」 パーム油の話 紙芝居「ミーナの1日」 パーム油の話 紙芝居「ミーナの1日」 パーム油の話 紙芝居「ミーナの1日」

付録3:すごろく

すごろくのシート(A3サイズ)と「説明カード」(7枚)がセットになっています。

パーム油の話 すごろく「三世代にわたるプランテーションの生活」

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製作者より

パーム油は、主にマレーシアやインドネシアでプランテーションという形で作られています。日本では主として食用に使われています。また、パーム油は天然の植物性油脂なので、日本では「地球にやさしい」というイメージのもと、洗剤や石鹸にも使われています。しかしパーム油は、本当に「地球にやさしい」のでしょうか?

生産国においては、非常に多くの問題が起こっています。マレーシアのボルネオ島サラワク州では、森林の伐採による熱帯雨林の減少や、先住民族の生活環境の破壊が深刻になっています。また、マレー半島においては、子どもを含めた労働者が何世代にもわたるプランテーション内のみの生活を強いられています。もちろんこの問題は、パーム油消費を止めることで改善されるような単純なものではありません。歴史的、文化的、構造的な問題が複雑に絡まっています。

解決方法はまだ見つかっていません。しかしながら、パーム油生産国の問題を知ること、そして私たちの消費生活をふりかえることが、解決の糸口になるかもしれません。

この教材が、生産国の人々や環境に思いをはせ、本当に「地球にやさしい」とはどういうことなのか、を考えるきっかけになることを願っています。

実践レポート

この教材を使ったワークショップの様子をご紹介します。

実践レポート: やってみました!「パーム油のはなし」

フリースクールでのワークショップ(2014年10月・神奈川)
ロールプレイを7人のお芝居形式の「パーム油劇場」で
ESDイベントでのワークショップ(2014年1月・愛知)
ロールプレイでは真剣に自分の役のセリフを読み、盛り上がっていた雰囲気がしん、
となり、皆さん役になりきって取り組んでいました。
高校生対象のワークショップ(2013年6月・神奈川)
「お菓子の原材料名などで植物油脂という表示は見たことがあったけれど、
このような問題があるとは知りませんでした」
医療・薬学系の専門学校生対象のワークショップ(2013年3月・東京)
ふりかえりシートを読んでいたら、シートの裏側に独創的な提案が…!
高校生対象のワークショップ(2011年12月・神奈川)
「いろいろなものの犠牲の上で私たちの生活があると思った。もっと世界のことを学びたい」
「パーム油の問題は初めて知ったが、とても複雑。まずは身近な人にこのことを知らせたい」
高校での授業の結果は‥(2011年10月・岡山)
生徒たちが学んだこと・伝えたいことを紙芝居やパネルにして、街中で発表!

参加者の感想(大学生の感想文)~クリックで拡大します

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Tips-さらに学びを深めるために

▼動画

Have a Break?(ハブ・ア・ブレイク?) ※英語(グロテスクな表現が含まれます)
国際環境保護団体「GREEN PEACE(グリーンピース)」のUK(英国)が作成した動画。2010年に世界最大の食品・飲料会社のネスレグループに対して、インドネシアの森林破壊につながるパーム油を買わないように訴えたキャンペーンビデオ。公開から2か月間で合計150万回以上も再生され、世界中から30万通を超える消費者のメッセージがネスレに届くことに。2か月後にネスレは、森林破壊をしてつくられた原料を使用することをやめ持続可能な原料に切り替えるとの調達ポリシーを発表しました。

Growing Demand for Palm Oil Drives Malaysia to Employ Child Migrant Workers ※英語
米国のPBS(Public Broadcasting Service)が作成した動画。増えるパーム油需要に伴い、子どもの移住労働者=児童労働状態にある子どもたちが増えているとの内容。実際のアブラヤシ・プランテーションでの労働の様子や、働く子どもたちの様子を見ることができます。

▼市民やNGOの取り組み

(財)地球・人間環境フォーラム等によるキャンペーン
2006年、8団体14個人が、「パーム油は環境にやさしい」とうたったライオン「新トップ」のCMに関する要請書を提出しました。これに対し、ライオンは、「植物原料の使用は大気中のCO2増加抑制に貢献する」として、今後も「宣伝活動を続けたい」等の内容の回答を出しました。

国際環境保護団体「GREEN PEACE(グリーンピース)」によるキャンペーン
2010年の「キット、熱帯雨林もブレイクできる!」キャンペーンにより、食品大手企業ネスレは、森林破壊を助長する生産方法で製造されたパーム油を購入しないと決定しました。このキャンペーンには34カ国から30万通以上の市民が賛同メッセージを寄せました。

ウェブサイト「プランテーション・ウォッチ」
6NGO(メコン・ウォッチ、FoE Japan、地球・人間環境フォーラム、熱帯林行動ネットワーク、レインフォレスト・アクション・ネットワーク日本代表部、サラワク・キャンペーン委員会)が共同で作成したプランテーションに関する情報サイト。油ヤシ・プランテーションについても豊富な情報が掲載されている。

▼NGO作成の資料

NPO法人 アジア太平洋資料センター作成 『パームオイル 近くて遠い油のはなし』
油ヤシのプランテーション内の様子など、貴重な映像が含まれたオーディオ・ビジュアル教材。パーム油に関する添付資料も充実している。資料はウェブサイトからダウンロードできる。

NPO法人FoE Japan作成 『森の慟哭(どうこく)』
パーム油と熱帯林、サラワクの森と私たちの密接なつながりについてまとめられたドキュメンタリーDVD。データやインタビューをふんだんに盛り込んで、先住民族の森の利用やくらし、それをとりまく開発の状況などを活き活きと紹介している。

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