「援助」する前に考えよう ― 参加型開発とPLAがわかる本
■案・原作:田中治彦■発行:開発教育協会
■2006.11、A4判96頁
■一般価格:¥2,520
■会員価格:¥2,100
■対象:中学生以上

国際協力の募金に寄付したあなた・海外でボランティアしたいあなたへ
この教材のねらいは、「援助とは何か?」「国際協力とは何をすることか?」を考えること、そして、参加型開発と参加型学習について理解することです。第1部では、トレッキングで北タイを訪問した「アイ子」を主人公に、参加型でわかりやすく援助のあり方や国際協力というものを考える流れになっています。
第2部では、参加型開発とその手法のひとつであるPLA(参加型学習行動法)の手法が紹介されています。
3部構成で11のワークから成り立っていますが、部分的な利用も可能です。 国際協力やボランティア活動に関心のある方、学校や地域の活動などでぜひご利用ください。
もくじ
第1部 国際協力を考えるワーク1) 一枚の看板
ワーク2) 再びバーン村へ
ワーク3) プロジェクトを選ぼう
ワーク4) 「される側」から見たボランティア
ワーク5) 私にできること・できないこと
第2部 参加型開発とPLA
ワーク6) PLAの実際:地域マップづくり
ワーク7) PLAの実際:季節カレンダー
ワーク8) PLAの実際:社会関係図
ワーク9) PLAの実際:地域の課題ランキング
ワーク10) PLAの実際:因果関係図
ワーク11) 参加のはしご
第3部 参加型開発と開発教育(理論編)
1. 開発教育と参加型学習
2. 国際開発の動向――とくに参加型開発について
3. 援助・国際協力の学習について
本書のねらい
本教材は、次のようなねらいで作成されています。第一に、「援助とは何か?」「国際協力とは何をすることか?」を考えることです。 1990年代以来、国際開発の現場は急速に変化しています。すなわち、従来の「慈善型」の援助や「技術移転型」の開発に代わって、住民参加を基本とした「参加型開発」が目指されています。 しかしながら、日本の教育や国際協力の現場の一部では、慈善的援助観をもとにした募金活動や啓発・教育活動がさかんに行われています。 本教材では、「援助する側」や「される側」の心理にまで立ち返りながら、援助や国際協力についての基本的な理解を促すことが目指されています。 そして、最終的には「自分たちがこれから何ができるのか?」「何をしてはいけないのか?」ということを考えます。
第二に、参加型開発と参加型学習についての理解です。
本教材の第2部では、参加型開発(社会作り)と「参加」の意味についてさまざまな角度から考えます。 また、PLA(参加型学習行動法)と呼ばれる、住民参加による地域づくりの手法を実際に体験します。 PLAは“途上国”の農村において、住民が自ら自分たちの問題を発見してその解決に向けて参加する態度を養うためのさまざまな参加型学習の手法です。 日本における参加と“途上国”での参加を並行して学ぶことにより、「参加型開発」のもつ意味を理解することがねらいです。
本教材によって「援助」そして「国際協力」について基本的な理解を得ると共に、この問題をどのように捉え、行動していくことができるのかを考えることがねらいです。 これらの学習により「する側」「される側」といった区別を超えたところの「国際協力とは何か?」を追求していってください。 なお、第3部「理論編」として、参加型開発と開発教育について解説しています。





