DEAR 開発教育協会

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教材の卵「もっと話そう!原発とエネルギーのこと」(会員限定・非売品)

もっと話そう!原発とエネルギーのこと(会員限定・非売品)

DEAR会員の方には、2月号のニュースレターに同封してお届けします。

■発行:開発教育協会
■2012.2、A4判36頁
■対象:小学生以上

■この教材は会員限定の非売品です
DEAR会員以外の方で入手を希望される方は、新規にご入会ください。2012年3月末日までにご入会下さった方には、入会セットと共にお送りします。
 入会方法はこちらでご案内しています

12の参加型プログラムで、もっと話そう!原発とエネルギーのこと。

2011年3月の福島第一原発事故を受けて作成された教材の「卵」。
教室や市民 による学びの場で活用できる12の参加型学習のプログラムを収めています。

エネルギーのあり方や原発との付き合い方を考えるということは、単に目の前 のプラグを抜けばよいという意識を超え(もちろん節電も大事ですが)、どの ようなエネルギーを選び、どのような社会をつくるのか、を考えることにつな がります。

置かれている状況も関心も異なる私たちは、それぞれ、恐怖や不安、怒り、 あきらめ、納得など、さまざまな感情や考えを抱えています。 そうした一人ひとりが未来の社会をつくる当事者として、まずは知ること、 そして話題にするのを躊躇したり沈黙したりするのではなく、話し合うことが 重要だと、わたしたちは考えています。

教材一覧へ戻る  この教材を使ったワークショップの講師派遣

もくじ

この教材の使い方と留意点

もっと話そう!原発とエネルギーのこと

アクティビティ

  1. ブレインストーミング
    ~原発について知っていること・知りたいこと
  2. マイクロラボ
    ~気持ちや思いを話す
  3. どのくらい使っている?
    ~家の中の電気・電化製品
  4. 世界地図をつかって
    ~エネルギー資源と原発について考える
  5. わたしの気持ち
    ~ゆうだい君の手紙
  6. 原発停止をめぐる意見
    ~様々な意見を読み・くらべる
  7. もっと話そう!原発とエネルギーのこと
  8. ベトナムへの原発輸出
    ~いろいろな立場に立って考える
  9. ウェビング
    ~テーマを広げ課題を見つける
  10. コンパス分析
    ~さまざまな視点から分析する
  11. わたしの願い
    ~気持ちや願いを共有する
  12. 未来の新聞
    ~エネルギーの未来を想像する
  13. わたしたちの行動計画
    ~Take action! やってみよう

リソース集

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アクティビティ4「世界地図をつかって」地図のダウンロード(JPG形式)

もっと話そう!原発とエネルギーのこと

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フィードバックのお願い

掲載しているアクティビティについてのご意見やご感想をニュースレターに添付のアンケートにご記入のうえ、 お寄せください。皆さまのご意見をもとに、教材として完成させ発行したいと思いますので、ご協力をお願いします。
アンケート以外のフォームでフィードバックをくださる方は、お電話またはメールでお知らせください。
Tel: 03-5844-3630(平日10時~18時) E-mail: main#dear.or.jp(#を@に変換)

また、教材は「30周年記念募金」で発行する予定です。ご寄付でのご協力もお待ちしております。
→ ご寄付の方法はこちらでご案内しています

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はじめに

もっと話そう!原発とエネルギーのこと

2011年3月11日の東日本大震災により、尊き命を喪われた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様には重ねてのお見舞いを申し上げます。

宮城県三陸沖を震源とした巨大地震は、甚大な自然災害をもたらしたばかりでなく、福島第一原子力発電所での重篤な原子力事故をも引き起こしました。被災地の復旧や復興が遅々として進まず、原発事故への対応やその収束が急がれる中で、政治や行政の重責を担うべき人々や、科学者や専門家を自認してきた人々の姿勢や言動に疑念や不信が募りました。その一方で、絶望と困窮の淵から地域の再生や人生の再起を誓って自ら立ち上がろうとする人々がいます。また、国内外から被災地に駆けつけ、将来に向けて共に歩もうとする人々の姿も少なくありません。

あれから1年が経とうとしています。この間、当会でも開発教育に取り組む者として何ができるのかを議論してきました。その結果、地震直後には「東北緊急募金」を開始。東北を拠点に被災者への支援活動を行う3団体に寄付金を届けることができました。都内では「チャリティ・ワークショップ」を開催し、大震災や原発事故について話し合う機会を設けました。また、時事問題を扱う「グローバル・エクスプレス」を活かして、「東北大震災」をテーマとする教材を無料ダウンロードで発行。「東日本大震災からはじまる学び」をウェブ上で公開して、各地の授業実践を共有するなど、当会のこれまでの経験やネットワークを活かした取り組みを進めてきました。

他方、原発事故の被害や影響が深刻になるにつれ、「原発反対」を趣旨とする声明への賛同や催事への協力が求められ、原発に対する当会の立場や姿勢を明らかにすべきではないかとの指摘も寄せられました。これらを受けて会員総会などで議論を重ねた結果、教育団体でもある当会としては、旗幟を鮮明にして政治的立場を表明することよりも、原発問題のような「議論の分かれる問題」を民主的に議論したり、参加型で学習したりする機会や方法を提供することを優先しようとの確認が理事会でなされました。

当会に集う私たちは「はじめに答えありき」の教育に疑問を感じ、その代案を模索してきたはずです。どのような「問い」を立て、それにどう「答える」かは、学習者一人ひとりの自由な判断に委ねるべきであり、開発教育がオルタナティブな教育を追究するのであれば、開発教育協会という組織は問題の是非や政策の賛否を提示するより、むしろ「問い」を投げかけるべきではないかと考えたのです。

東日本大震災と原発事故は、当会や開発教育にも深くて大きな「問い」を突きつけていますが、その「問い」への現時点での「答え」のひとつとして本冊子を発行し、まずは会員の皆様にお届けすることにしました。本冊子は「原発」に対する賛否を問うためのものではありません。そもそも原発や原子力とは何かを知り、公正で持続可能な共生社会における資源やエネルギーのあり方を考え、私たち一人ひとりが自ら判断し行動していくための話しあいや学びあいのヒントや事例を紹介するものです。教育現場や市民活動などでの皆様の更なる取り組みの中で、本冊子が少しでもご参考になれば幸いです。

本冊子を企画編集した意図や内容に対するご意見やご提案をぜひお寄せいただきますようお願いいたします。

2012年1月17日
「阪神・淡路大震災」から17年目を迎えて
開発教育協会・副代表理事 湯本浩之

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