豊かさと開発-Development for the Future

2016年8月の新刊!-発送は8月15日(月)以降です
「豊かな社会」と「開発」をめぐる6つのアクティビティを収録
■発行:開発教育協会
■2016年8月1日
■A4判54頁+CD1枚(写真21枚収録)
■一般価格:¥2,000+税
■会員価格:¥1,600+税
■対象:高校生以上(一部、中学生以上)
■助成:公益財団法人 庭野平和財団


お詫びと訂正-28頁の解説に誤りがありました
「ステップ2:プロジェクトにおける参加」の「3.グループごとの解答を全体で発表して、答えあわせをする。」の回答に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。2016年10月14日以降に発送する教材は、修正済みのものをお送りいたします。以前にお求めの方については、順次、当会よりご連絡させていただきます。(2016年10月14日)
(誤)1→H、2→G、3→F、4→E、5→D、6→C、7→A、8→B
(正)1→H、2→G、3→F、4→C、5→D、6→E、7→A、8→B
何のために何を開発するのか? 誰のための開発なのか? 誰が・どのように開発していくのか?

本書は、一人ひとりがこれからの豊かさと開発のあり方を考え、家族や友人といった身近な人などさまざまな周囲の人と共に地域や世界の未来像を描きながら協力して社会づくりに参加するための学習をすすめる教材です。
今後の開発のあり方について考えるとき、私たちは単純にこれまでの延長線上に立って 議論するのではなく、これからの地球社会で
「何のために何を開発するのか?」
「誰のための開発なのか?」
「誰がどのように開発していくのか?」
‥というように、開発の主体や目的や方法を批判的に問うていくことが、ますます重要になるのではないでしょうか。
さらに、未来をつくる担い手である子ども・ 若者の力を認識し、彼/彼女らを「受身の学び手」ではなく「主体的な創り手」として捉え、これらの「問い」を共に考えてほしいと思います。 本書はこのような趣旨から、以下のねらいで作成されています。
- 「豊かさ」や「開発」のあり方を判断していく自分なりの「モノサシ」をつくっていくこと。
- 社会のあり方や開発をめぐる問題について、さまざまな角度からその背景や原因について考察する 視点を身に付けること。
- 自らが他者とともに開発のあり方を決定し、未来の社会づくりに参加する主体であることを実感をもって理解すること。
もくじ p1-10
- 本書のねらいと使い方
- 参加型学習について
- 解説:豊かさへのエンパワーメント(田中治彦)
アクティビティ編 p11-40

- [話す] 「豊かな社会」にとって大切なこと(カードをつかったワーク)
- [話す] なんのための開発?(ダイヤモンドランキング)
- [分析する] 写真で話す、私たちの世界(付録CDの写真をつかったコンパス分析)
- [分析する] 「力の剥奪」としての貧困(レーダーチャート)
- [分析する] 参加のはしご
- [構想する・行動する] 未来予想図
「教材の一部を“立ち読み”してみる」コーナー
実践事例編 p41-54
- 中学校での実践 「豊かな社会にとって大切なこと」
- 高校での実践 「私にとって『豊かな社会』に必要なこと」
- 高校での実践 「『こうなってほしい社会』ランキング」「未来予想図」
- 大学での実践 「豊かな社会にとって大切なこと」)
- NPO・ユース活動での実践 「豊かな社会にとって大切なこと」「レーダーチャート」
- NGO研修での実践 「コンパス分析」
付属CD-写真を21枚収録しています
実践レポート: やってみました!「豊かさと開発」
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ESD講座でのワークショップ(2016年9月・大阪) 私たちの未来予想図「豊かな社会」にとって大切なこととは? |
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NGOユースチームでのワークショップ(2016年9月・宮城) 開発は誰のため、何のためか。開発のあり方をじっくり話し合うワークショップ |
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