基本アクティビティ11 「ゲーム」-遊びの中で
「ゲーム」とは
ゲームは、一般的にはレクリエーションのひとつとしてとらえられている。一人で、あるいは仲間と一緒に遊ぶ道具として、カードゲーム、道具を使うゲーム、手遊び、体を使ったゲームなど、その種類も様々だ。また、国や地域など文化によっても、あるいは古くから伝承されてきたものから新しく開発されたものまで、様々なバリエーションがある。
このように多くの人々に楽しまれているゲームに開発教育的な要素を取り入れることによって、“楽しみながら自然に開発教育に触れる”ことができる。開発教育への導入として様々な活用が可能となる。
ゲームのバリエーションは豊富だ。例えば異なる文化を持つ世界の国々の遊びを通して、異文化体験をすることもできる。また、ゲームというと、最終的には勝ち負けを競うものが多いものだが、「勝ち負け」という概念自体を問うことも、ゲームに新たな視点を加える。「敗者のないゲーム:トロプス」(トロプスとは、Tropsと書き、Sportをひっくり返した言葉)というのは、スポーツの世界につきものの勝ち負けを問い直し、スポーツの「身体を動かし、楽しむ」という本来の目的に立ち返っている。開発教育の概念で重要な「共生」を具体的に置き換えてみると、勝ち負けという二者択一ではなく、共に補い合いながら、協力しあいながら生きていく、ということにつながる。
「ゲーム」の特徴
1.子どもから大人まで一緒になって楽しめる
ゲームのやり方によっては、子どもから大人まで、あるいは家族単位でできる。2.遊びの中での気づきがある
リラックスした雰囲気の中で、遊び感覚で行うことができる。開発教育の手法に初めて触れる場合でも、抵抗なく入ることができる。3.バリエーションを楽しめる
短い時間でできるものから、道具を使ってじっくり行うものまで様々なバリエーションもあり、自分で工夫して新しいゲームを考えることができる。4.ゲームによっては進行役が不要
ゲームのルールさえわかれば、進行役がいなくても自分たちだけで行うことができるものもある。あるいは進行自体に大きな比重がない。進行役の注意
- ルールの説明をわかりやすく、テンポよく行う。ルールをきちんと説明した後は、なるべく個々の質問には応対しない。
- ゲームには勝敗、あるいは達成目標があるため、最終的な結果を参加者全員できちんと共有し、場を盛り上げることを忘れない。
- 楽しいだけのゲームではなく、ゲームを通して気づいたことのふりかえりをきちんと行うことで、参加者の関心を次へつなげていくことが大切。
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