基本アクティビティ9 「イメージマップ」-頭のなかにあるものを絵にしてみる
「イメージマップ」とは
自分の頭の中にあるイメージを絵や図にしてみるのがイメージマップだ。狭義では文字通り「自分のイメージする地図」だから、自分の思い描く「地図」(例えば「世界地図」や「自分が子どもの頃の、地域の遊び場の地図」など)を示すが、広義では「自分のイメージする社会像」も意味する。例えば「理想の未来の社会像」を描いたり、「自分の想像する“途上国”の様子」を描くこともある。
つまり「イメージマップ」とは、自分の持っているイメージを描くことによって自分の思考や固定観念を視覚化し、より明確にそれらを見つめるための作業なのだ。また、それぞれが持つイメージを比較しあうことを通して、自分の「ものの見方」を客観的に分析したり、多様な「ものの見方」に気付いたりすることができる。
「イメージマップ」の進め方
ここでは、イメージマップで一番代表的な『私の世界地図』のアクティビティを紹介しよう。これは「メンタル・マップ」とか「ワールド・イメージ」と呼ばれることもある。
作業自体はとても簡単だ。学習者にA4程度の大きさの白紙を配り、「1分間で世界地図をかいてください」と指示する。実際には1分間では描けないことが多いので、教室を廻りながら作業の遅れている人にはスピードアップを促し、早い人には「もっと細かく」などと全体のペースを調整する。
全員がほぼ描き終わったら「ふりかえり」をする。ここでの「ふりかえり」には大きく分けて2通りの方法がある。ひとつは、進行役がいろいろと質問をしながら進行する方法、もうひとつが学習者間の意見交換を中心に議論を進めていく方法だ。
ここでは前者の例を紹介しよう。
- まず隣の人と自分の描いたイメージマップを見せ合い、どんな共通点や違いがあるかを考えさせる。
- 次に、描かれたイメージマップについていろいろと質問をしていく。以下は質問の例である。質問は全員に投げかけるような形でするのが良いだろう。また、挙手をさせると全体の傾向が共有できる。
・大陸の数はいくつありますか?
・日本の位置は地図の左右(東西)のどの位置にありますか?
・日本の大きさは、他の大陸に比べてどのくらいですか?
・赤道を赤い線で引いてください。赤道は地図の上下のどの位置にありますか?
・一番大きい大陸はどこですか? 二番目はどこですか?
・地図を上下逆さまにしてみてください。どこの国で作られた地図でしょうか?
・四角い地図以外の地図を描いた人は? - 最後に、この作業でどんなことがわかったかを隣の人と話し合わせる。全体で発表させるのも良いだろう。
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イメージマップのコツや注意点、「わたしの世界地図」からの展開、また、その他のイメージマップの例は・・?
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