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パーム油の話 - 地球にやさしいって何だろう?

パーム油の話

2011年4月改訂版発行!データが新しくなりました

■制作・発行:開発教育協会
■2005.8、写真10枚、紙芝居、すごろくがついた教材セット
■一般価格:¥2,000
■会員価格:¥1,600
■対象:中学生以上

改訂版です ご注文はこちら

ポテトチップス、チョコレート、カップラーメン、アイスクリームなどの原料になっているパーム油を通して、生産国で起こっている問題を知り、その問題の構造を理解し、さらに私たちの消費社会とのつながりを理解し、何ができるかを考えることをねらいとしています。

2002年に発行された本教材を一部改訂しました。旧版発行以降、変化のあったパーム油の生産量や消費量のデータを改訂し、実践者からの要望で先住民族の写真を一枚加えました。

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ワークショップの様子を動画でみてみよう

もくじ

※各教材は基本的に単独で利用できるようにしてあります。それぞれの場と時間に応じて、組み合わせて利用できます。

教材1 「私たちの生活とパーム油」
パーム油のはなし パーム油を原料とした商品が私たちの身の回りにたくさんあることに気づくとともに、パーム油についての基礎的な知識を得ましょう。
クイズ1 世界で/日本で最も多く使われている植物油脂は?
クイズ2 日本に輸入されるパーム油はどこの国のものが多い?
クイズ3 日本に輸入されたパーム油は何に一番多く使われている?
クイズ4 パーム油はなぜ多くの製品に利用されているのでしょう?

<解説>
1 日本と世界の植物油脂(世界の植物油脂、日本の植物油脂)
2 パーム油について(パーム油とは、プランテーションでの生産、世界のパーム油、日本のパーム油)
表 パーム油の使用用途の内訳

教材2 「サラワクの森の恵み」
ユニット1 熱帯雨森(クイズ/解説資料/コラム/フローチャート)
ユニット2 油ヤシ農園開発についての関係者会議(ロールプレイ/所要時間:90分)
ユニット3 熱帯林を必要以上に破壊しないためにできること

<クイズ>
クイズ1 カカオ・バナナ・天然ゴム・合板・医薬品に共通することは何でしょう?
クイズ2 熱帯雨林はどんなところに分布しているでしょう?
クイズ3 熱帯雨林の樹木の高さは、高いものでどのくらいになるでしょう?
クイズ4 熱帯雨林のおよそ3%を占める熱帯雨林には、どれくらいの生物種がいるでしょう?
クイズ5 現在、熱帯雨林は減少しています。1分間にどのくらいの熱帯雨林が消失しているでしょう?
クイズ6 このまま熱帯雨林の破壊が続けば、2025年までにどのくらいの種が絶滅の危機にさらされるでしょう?

<コラム>
コラム1 東南アジアの熱帯林を消費してきたニッポン
コラム2 熱帯雨林は私たち人類にとって必要不可欠の財産である
コラム3 伝統的な焼畑農業について
コラム4 分かち合いの文化~先住民族の生活

教材3 「プランテーションの子どもたち」
パーム油のはなし ユニット1 私の生活・私の人生(ワークシート)
ユニット2 ミーナの暮らし(すごろく)
ユニット3 児童労働と私たちの生活(ワークシート)

<解説> 油ヤシプランテーションにおける労働の問題点
(1)給与 (2)農薬と女性 (3)移民労働者 (4)児童労働

<コラム>
コラム5 児童労働が貧困をもたらす!?

教材4 「地球にやさしいってなんだろう」
ユニット1 パーム油をめぐる問題の整理(ブレインストーミング)
ユニット2 私たちにできること(ランキング)

<コラム>
コラム6 日本の企業・政府に対してできること

写真教材10枚(撮影:峠隆一)
写真1 油ヤシの果房・油ヤシの実と種
写真2 サラワクの森
写真3 皆抜された森(サラワク)
写真4 プランテーション開発(サラワク)
写真5 油ヤシの収穫
写真6 トラクター
写真7 先住民族プナン人(サラワク)
写真8 先住民族イバン人(サラワク)
写真9 児童労働(マレー半島)
写真10 プランテーション労働者(マレー半島)

紙芝居・すごろく
紙芝居「ミーナの1日」
すごろく「三世代にわたるプランテーションの生活」

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製作者より

パーム油は、主にマレーシアやインドネシアでプランテーションという形で作られています。日本では主として食用に使われています。また、パーム油は天然の植物性油脂なので、日本では「地球にやさしい」というイメージのもと、洗剤や石鹸にも使われています。しかしパーム油は、本当に「地球にやさしい」のでしょうか?

生産国においては、非常に多くの問題が起こっています。マレーシアのボルネオ島サラワク州では、森林の伐採による熱帯雨林の減少や、先住民族の生活環境の破壊が深刻になっています。また、マレー半島においては、子どもを含めた労働者が何世代にもわたるプランテーション内のみの生活を強いられています。もちろんこの問題は、パーム油消費を止めることで改善されるような単純なものではありません。歴史的、文化的、構造的な問題が複雑に絡まっています。

解決方法はまだ見つかっていません。しかしながら、パーム油生産国の問題を知ること、そして私たちの消費生活をふりかえることが、解決の糸口になるかもしれません。

この教材が、生産国の人々や環境に思いをはせ、本当に「地球にやさしい」とはどういうことなのか、を考えるきっかけになることを願っています。

参加者の感想(大学生の感想文)~クリックで拡大します

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Tips-さらに学びを深めるために

市民やNGOの取り組み

(財)地球・人間環境フォーラム等によるキャンペーン
2006年、8団体14個人が、「パーム油は環境にやさしい」とうたったライオン「新トップ」のCMに関する要請書を提出しました。これに対し、ライオンは、「植物原料の使用は大気中のCO2増加抑制に貢献する」として、今後も「宣伝活動を続けたい」等の内容の回答を出しました。

国際環境保護団体「GREEN PEACE(グリーンピース)」によるキャンペーン
2010年の「キット、熱帯雨林もブレイクできる!」キャンペーンにより、食品大手企業ネスレは、森林破壊を助長する生産方法で製造されたパーム油を購入しないと決定しました。このキャンペーンには34カ国から30万通以上の市民が賛同メッセージを寄せました。

NGO作成の資料

(特活)アジア太平洋資料センター作成 『パームオイル 近くて遠い油のはなし』
油ヤシのプランテーション内の様子など、貴重な映像が含まれたオーディオ・ビジュアル教材。パーム油に関する添付資料も充実している。資料はウェブサイトからダウンロードできる。

(財)世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)作成 『アブラヤシ、大豆と熱帯雨林:生命の戦略』
大豆やアブラヤシのプランテーションの問題をコンパクトにまとめた冊子。これらの作物がバイオ燃料として使われることで生じる可能性のある問題や、アマゾンの森林破壊がもたらす地球温暖化の進行、さらに今後の需要の拡大についても指摘している。冊子はウェブサイトからダウンロードできる。

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